一日の疲れを回復して、翌日も元気に活動するために睡眠は必要不可欠です。ですが気持ちよくぐっすりと眠っているときに突然足がつって激痛で目が覚めたことがあるという経験をしたことがあるという人も多いのではないでしょうか。夜中に足がつる痛みで起きてしまうと、また寝付くまでに時間がかかってしまうので非常に厄介です。また就寝中に頻繁に足がつると睡眠不足も招いてしまいます。
ではなぜ就寝中に足のつりが起こるのでしょうか。また就寝中の足のつりを防ぐための対策はあるのでしょうか。
●就寝中に足がつる原因とは
足がつる原因として挙げられるのが、冷え、ミネラル・水分不足、筋肉疲労の3つです。そしてこの3つの原因に加えて就寝中はつま先を伸ばした状態が長時間続くことで足がつりやすくなります。
●対策は全部で7つ!!
就寝中の足のつりを防ぐためにできる対策を6つ紹介します。
○冷えないようにする
就寝中は日中ほど足を動かすことがない、朝方になるに連れて気温が低下するなどの理由から冷えが起こりやすくなります。冷やさないことが足のつりを予防するポイントであり、湯たんぽやレッグウォーマーを活用したり、就寝前にぬるめのお風呂にゆっくりつかるなど冷え対策をしましょう。
○就寝前はコップ一杯の水分を補給する
睡眠中は思っている以上に汗をかいています。だいたい70kgの人が一晩でかく汗は100cc程度なのでコップ一杯分程度です。気温が上昇する夏場などはもっとかいていることになります。
就寝中の足のつりを防ぐために就寝前に水分をしっかり補うようにしましょう。ただし、むくみや夜中にトイレに行く原因になるので飲み過ぎには注意が必要です。
○バランスのよい食生活を意識する
私達は栄養のほとんどを食事から摂取していますが、圧倒的に不足していると言われるのがミネラルです。ミネラルは体内では生成することができないため、食品などから摂取する必要があります。
例えばカリウムは野菜や果物、小魚などに豊富に含まれていますし、マグネシウムは豆類や穀物、カルシウムは乳製品や小魚、海藻類などに多く含まれています。ミネラルの摂取を意識した食事メニューを取り入れて、バランスのよい食生活を心がけることで体内のイオンバランスを整えて足のつりを防ぐことができます。
○適度な運動を習慣にする
長時間歩いた日の夜などは特に足がつりやすいという人は筋肉疲労が原因になっていることから、普段から適度な運動を習慣にして筋力をアップさせましょう。ひと駅分だけ歩いてみたり、エレベーターではなく階段を使うようにしてみたり、ウォーキングやジョギング以外にも取り入れることができる運動はたくさんあります。
○寝る前にストレッチをする
ふくらはぎなどの筋肉が異常収縮することで起こる足のつりは、就寝前にストレッチを取り入れて、しっかり伸ばしておくことで防ぐことができます。適度な運動と同じように就寝前のストレッチを習慣化することで就寝中の足のつりを予防しましょう。
筋肉を伸ばすストレッチの方法はこちら→
○ツボ押しで予防する
足がつったときに押すことで痛みを軽減することができるツボが、承山や承筋などのふくらはぎ周辺のツボです。これらのツボは足の筋肉に効くツボであり、足のつりが起こっているときだけでなく、予防にも役立てることができます。
足がつった時に効くツボはこちら→
○寝る姿勢を見直してみる
就寝中に仰向けの状態で寝ると、つま先が伸びた状態になります。つま先が伸びると足首が伸びてふくらはぎの筋肉が緩むことから足のつりが起こりやすくなるため、横向きで寝るなど普段の就寝中の寝る姿勢を見直してみましょう。
●まとめ
就寝中に起こる足のつりや頻繁に起こるとストレスや睡眠不足などの原因になります。あの激痛に襲われずにぐっすりと眠ることができるように対策を試して、就寝中の足のつりを予防しましょう。