ふくらはぎや足の指、足の甲やすね、太ももなどがつると激しい痛みや痙攣を伴い、ほとんどの人が痛みでしばらく動けなくなってしまうのではないでしょうか。中には同じところばかりが頻繁につる、痛みが翌日になっても引かないなど慢性化したり、重症化したりしている人もいます。
突然くる足のつりをできるだけ防ぐことはできないのかと考えたことがあるという人もいるのではないでしょうか。そこでここでは、足のつりを予防する際に取り入れたいストレッチについて紹介します。
●ストレッチが効果的な理由
足がつる原因は筋肉の疲労や血行不良、脱水やミネラル不足、冷えなどですがストレッチをすることで筋肉の疲労回復や血液の循環の改善、冷えの改善などに繋がります。
特に足のつりが起こりやすいふくらはぎは第二の心臓と呼ばれ、下半身の血液を心臓に送り返す役割を担っているので、血行不良が起こるとつりが起こりやすくなることから、激しい運動をしたとき、長時間歩いたとき、立ち仕事の後などはしっかりストレッチをすることで足全体の血行を改善して筋肉を伸ばすことで足のつりを予防することができます。
●取り入れたいストレッチは3つ
○ふくらはぎのストレッチ
一般的につりやすい部位であるふくらはぎのストレッチは、壁に両手をついて片足を少し前に出した状態で両手で壁を押していきましょう。
グーッとふくらはぎの筋肉が伸びるのを感じます。あまり伸ばし過ぎると筋肉に負担がかかってしまうので、最初のうちは無理なく行うようにしましょう。
○太ももの裏のストレッチ
椅子に座って、片足を前に出した状態で上半身を前に倒していくと太ももの裏側の筋肉が伸びるのを感じます。
ふくらはぎや足首など足全体の血行不良を改善するためにはふくらはぎだけでなく、太もものストレッチも行うのがポイントです。
○足首のストレッチ
足首のストレッチを行うことでふくらはぎの筋肉のポンプの作用によって末端の血行を改善することができます。冷えの解消にもなるのでぜひ取り入れてみましょう。
足首のストレッチは太もものストレッチと同じように椅子に座って行います。椅子に座った状態で両足を揃えて足先とかかとを交互に上げ下げしましょう。
●まとめ
ストレッチは足のつりを予防する上で効果的な対策です。室内で椅子に座ってできるものも多いので、デスクワークなどで気づいたときに取り入れるなどスキマ時間を利用して、足のつりを予防するストレッチを行いましょう。